導入事例
医療法人社団 康佑会様

医療 | 兵庫県 | 50名~ | 全社導入

毎日1分取り組んでいくだけで、院長とスタッフが一緒に成長していけます。

尼崎(立花・武庫之荘)と伊丹で3つの歯科医院と訪問診療部を運営している康佑会様。スタッフ数は全体で約50名で、全員でトレニアをご利用頂いています。広島大学の協力型臨床研修施設、2022年4月からは管理型歯科医師臨床研修施設として後進の教育にも努めている理事長の永井康照さんにお話を伺いました。

 

― トレニア導入時、課題に感じられていたことを教えてください。

スタッフを信じて大切にしたいという思いと、組織の管理者としての「管理責任」をどう両立するのか?というのが課題でした。 「院長とチーム」なら、その信頼関係でやっていけます。ですが、分院長、勤務医、衛生士、スタッフ、人数が増えてくると、私から全く見えないことの方が多くなる。その中で「組織」としてやっていくには、どうしても「共通のルールや行動基準を持つこと」が必要になります。トレニアが「社会人基礎」と呼んでいる、社会人としての常識だったり、労働契約下における責任。それらを共有できていることが重要になってくるのですが、医療業界ではそういったことを知らない人も少なくありません。例えば、社員として働く以上は、権利だけでなく、職務に専念する、指揮系統に従うといった義務もあります。こうしたことは、院長と小さなチームの人間関係で仕事をしているときは、それほど意識しなくても自然と出来ています。しかし組織が大きくなって、目が届かなくなってきたときに、「うまくやってくれるだろう」と放任してしまうと、途端に問題が起こります。医療業界は様々なバックグラウンドの人材が集まりますから、それぞれにマイルールや常識が違うし、勤務経験によっては、そういった教育を受ける機会が無かった人もいます。そこで各自に任せきりにしてしまうと、人間関係のトラブルや、業務上のミスも起きますし、真面目な人が我慢している状態や、頑張っている人が辞めてしまうという悪循環にもつながります。


― 規模が大きくなると、組織管理が追いつかないケースが多いですよね。

もちろん、分院長はとてもよくやってくれてます。ただ、ドクターが組織のマネジメントに慣れているか、積極的にやらせるべきかというと、それはまた別の問題です。リーダーシップがある人はいても、マネジメント、労働契約や就業規則など、いわゆる管理サイドまで求めるのは、負担が大きい。歯科医師はプレイヤーでもあるので、マネジメントばかりしているわけにもいかないですよね。また、私は個人としてスタッフのことを信じて大切に思うからこそ、組織の管理者としてあらゆる状況やトラブルを想定する必要を感じ、労務に関する勉強にもかなり時間とお金を使いました。ただ、そういったことは開業して人が増えていくなかで学んでいったことで、私も含めてドクターはどちらかというと職人気質ですから、分院長に過度に責任を求めるのもお互いにしんどくなる。本部には頼りになる事務長もいますが、頼りになるだけに、出来る限り負担は減らしたいし、嫌われ役として孤立してしまうのも避けたい。事務局としては医療サイドのことに口を出しづらいという側面もあります。
そういうジレンマのなかで、どうやって組織として底上げしていくか悩んでいたところで、お世話になっていた社労士さんのニュースレターで、「スマホが嫌われ役をやってくれますよ」という案内を見て、お試しを申し込みました。


― 実際に使われてみて、いかがでしたか。

毎日のクイズを見て、「そうそう。これを伝えないといけないんだよな」と思いました。個人医院から組織にしていく過程では、就業規則の周知、社会人基礎力の研修、日常の行動習慣のフィードバックなど、そういう地道なことを数年単位で取り組んでいく必要があります。いままでも取り組んできましたが、日々の診療で忙しい中、やり切るのは難しいですし、時間もお金もかかる。先ほどの話のとおり、分院になるとさらに難しくなります。そこがトレニアなら、毎日数分、朝礼でやるだけで無理なく伝えていけます。私は今まで、就業規則の整備から浸透まで、金額にしたら数百万円かけて組織に投資をしてきましたが、トレニアはそのエッセンスが全て詰まっていると感じています。


― 印象に残ったコンテンツはありますか。

電車の遅延で遅刻したとき、遅延証明を出せば義務を果たしているといえるか?「遅延だから仕方ない」ではないんだよというクイズがありました。細かいことですが、そういう細かいことをしっかり認識を合わせていかないと、ルールを守っている人が辛くなってしまいます。また、ルールを破ったもの勝ちになってしまうことは、長期的に見ると本人にとっても良くない。そのフィードバックを上司がやるのはしんどいし、人間関係もぎくしゃくする。トレニアはそういう「必要だけど人が伝えるには辛い部分」を代わってくれるものだと思います。
内容が歯科に特化されてないことも、むしろ良いと思っています。私が育てたいのは一人前の医療人ですが、その土台はやっぱり社会人ですから。一般的にこうだというのを知っておくのは本当に大切ですし、「うちの医院では」と言われるより受け止めやすい。こういうことをしっかり学ぶのは、一人一人の人生に関わってくると思います。
ちなみにうちでは家族にもやってもらっています(笑)。子供には「わきまえている社会人」に育って欲しいです。


― 他の院長にメッセージがあればお願いします。

ドクターというのは、ある程度の年齢になってくると、勉強する人としない人に分かれてくると思います。勉強する人は少数派ですが、そのなかでさらに組織について体系立った勉強をする人はほとんどいません。本を読んだりするのも大事ですが、名経営者の話はそのときは感動するのですが、実際に「じゃあ、うちでどうする?」というと何もできなかったりします。組織について学び、ルールや共通認識を浸透させていくには、膨大な時間とお金がかかります。ときには院長や誰かが「嫌われ役」になる必要も出てきますし、痛みを伴うこともあります。ただ、採用難の現代ではそのリスクも高いですし、スタッフの価値観も違いますから、昔みたいなやり方はできません。
トレニアは「組織の社会人基礎を底上げする」というツールですが、そこには「組織としてのあるべき姿」が示されていますので、これに毎日1分取り組んでいくだけで、院長とスタッフが一緒に成長していけます。
リーダーとしての院長の使命は、縁あって来てくれたスタッフを医療人としても社会人としても一人前にすることです。そのための投資としてトレニアは非常にコスパが良い。日々診療で忙しい中で、現実的に取りうる選択肢として、他にないものだと思っています。


― 本日はお忙しいところありがとうございました。