循環器内科専門医である野田和宏院長が2017年に開業。循環器疾患、生活習慣病、呼吸器疾患への高い専門性と、親身な診療で地域の信頼を集める。看護師、管理栄養士、臨床検査技師など各専門のスタッフは20代が中心。「向上心を持って働き、自己肯定感を高めて欲しい」と育成に取り組む事務長の野田紀子さんにお話を伺いました。
ーお問い合わせ後、導入前の打合せで、トレニアのクイズにとても共感していただきました。
はい。働く上での心構え、従業員の義務、報連相など、私がずっと「大事だよ」と、みんなに懇々と伝え続けてきたことがクイズになっていて、こういうものが欲しかった!と思いました。スタッフは看護師、医療事務、管理栄養士、臨床検査技師と職種がバラバラで、専門技術に意識が向きがちなので、基本的なルールをもっと伝える必要があると思っていました。また、私から伝えるだけでは不十分のため、「ここに書いてあるよ」「前に読んだことがあるね」という形で伝えられたら受け止めやすいのかなと。お世話になっている社労士事務所さんが、トレニアの労働法に関わるクイズを監修されているので、その安心感もありました。
当院は7年前に開業したのですが、始めたばかりのころは、人間関係のトラブルからの離職があったりと、管理者として反省することもありました。医療業界は全体的に離職率が高いのですが、みんな希望を持って入ってきてくれるので、人間関係で退職になってしまうのは申し訳ないしもったいないですよね。二度とそういうことが起こらないよう、就業規則も整備して、「患者さんも、チームの仲間も大切にして、安心して働ける場所にしようね」とみんなにも伝えています。その一環として、基本的なルールに関して「ずれている人がいない状態」にしたいと思っていました。無理に変えるのではなく、自ら気づいて、変わっていってもらいたいという気持ちもありました。
ー最初はみんながちゃんとやってくれるか、心配もされていましたね。
専門技術とは関係ない内容なので、どうかな?と思っていたのですが、始めてみたら、みんな楽しそうに取り組んでくれました。最初の頃は、昼休みに「越権行為だって。知らなかったね」など話題になったりもしていました。「トレニアどう?」と聞くと、「楽しいです」「私、まだ3問しか間違えてません!」と前向きな答えが返ってきて。半年経ったいまは、各自で粛々とやっていますが、全員、ほぼ毎日やってくれています。忘れないように毎日LINEが届いて、簡単にできるのが良いですね。私も毎日欠かさず楽しみにやっています。
院長から伝えた話が、翌日のトレニアでタイムリーに出たこともありました。がんばっているのに苦しいときは、停滞ではなく価値ある成長の段階なんだよという内容のクイズです。翌日ということもあって全員正解していました。こうして日々トレニアを続ける中で、着実にみんなに「基準」が伝わってきている感覚があります。
ークイズは役に立っていますか。
はい。配信予定のクイズのアンケート(※)を送っていただいていますが、「出したくないクイズなんてない!全部ありがたい!」と思っています(笑)。 とくに報連相は診療のチームワークに欠かせないので、いろいろな角度から言ってもらえて助かっています。最近では「問題がないときも完了報告しましょう」というクイズがありましたね。そのクイズが出た直後、スタッフから「作業が終わったらインカムで完了報告しましょう」という声があがったんです。行動に具体的な変化が起こるのが、トレニアの効果だと思います。
ほかには、有給は従業員の権利だけれど、周囲への気遣いも大切だというクイズがありましたね。あのクイズが出た後、嬉しいことがあったんです。あるスタッフが有給申請していたタイミングで、少し人手が足りない状況になったんですね。そのとき、そのスタッフが「有給をとっても大丈夫でしょうか」と聞いてきてくれたんです。その言葉だけで嬉しくて、もちろん大丈夫だよ休んでねと答えたのですが、こういう考え方が浸透してきているのもトレニアのおかげだと思っています。
※トレニアは、自社に合わないクイズをミュートして頂くことができます。
ー効果はデータにも表れていますね。
そうですね。導入から半年経って、各自の「重要度(※)」に注目したら、とても高い数字だったので嬉しかったです。院長や私が伝え続けてきたことと、トレニアが相乗効果でみんなの基準が整ってきたと感じています。もともと出来ていたスタッフも、トレニアで再確認することで「正しかったんだ」と自己肯定感があがると思います。みんなの現状や変化を数値で示してもらえるので、毎月の打ち合わせが楽しみです。また、体調のデータも、アラートが出たときに声を掛けると「そういえばちょっと寝られていなくて」など会話のきっかけになって助かっています。 クイズは間違えてもいいので、後で「あ、これじゃダメなんだ」と学んでいってもらいたいと思っています。基本的なことほど、私から伝えると嫌味になってしまうこともあるので、代わりに伝えてもらえるのが本当に有難いです。
※クイズの内容をどれだけ大事だと感じるか。
ー他の企業やクリニックの方にメッセージがありましたらお願いします。
専門職のスタッフ教育は、専門知識に意識が向きがちなので、一般常識、接遇などを伝えるのは難しさがあります。それでも地道に取り組むしかないところ、トレニアは毎日1分で出来るので、忙しい医院でも取り入れやすいと思います。
開業からの7年の苦労を振り返って、いまトレニアがあることはありがたく、導入して良かったと思っています。効果も出てきていますし、私の気持ちも楽になりました。
大事な問題は何度でも繰り返して、「またトレニアで出たでしょう。それだけ大事なことなんだよ。ちゃんとできるまでやっていこうね」と、そんなイメージで続けて、医院の基準を引き上げていきたいと思っています。
― 本日はお忙しいところありがとうございました。