昭和37年設立。低価格で高品質な玩具、花火などを企画・開発・販売するマルカ株式会社様。東京本社、茨城の物流センターと事業所、福岡の事業所の100名以上の全員でトレニアに取り組んでいただいています。社歴の長いベテランの方も多い中で、どのようにご活用いただいているのか、総務部の濤川義之さんにお話を伺いました。
― 東京、茨城、福岡と複数の拠点でご利用いただいています。それぞれの拠点では、どのようなお仕事をされていらっしゃるのでしょうか。
弊社はおもちゃや雑貨を扱う会社です。創業以来「特別な日ではなく、普段使いで気軽に買って遊べるおもちゃ」をコンセプトに展開しております。主な取引先はホームセンター、コンビニ、100円ショップ、家電量販店などです。自社製品と仕入れ品が半々で、東京本社で企画・開発を行い、茨城の2拠点で商品管理や発送業務を行っています。茨城の拠点の一方はおもちゃと雑貨を、もう一方は花火を専門に扱っています。例えば花火は海外から単品で仕入れたものを組み合わせてセット化し、協力会社による詰め合わせを経て管理・発送するといったことをしています。さらに、ゲーム景品を扱う福岡拠点や、特定のキャラクター商品を一貫して手掛ける専門部署も設置し、多様なニーズにお応えしています。
― トレニア導入の背景として、どのような課題を感じられていたのでしょうか。
弊社では40代から70代の社歴の長い社員が一定の割合を占めています。長年培ってきた良い文化や風土がある一方で、標準化の必要性も感じていました。業務内容は冒頭でお話したとおりですが、販路や取引先は時代とともに変わり、海外とのやりとりも増えています。社内でも部署や世代、専門領域を横断した仕事を行うこともあります。そうした中で、一般的な基準や価値観も全社で共有していきたいと考えていました。社労士事務所さんからのチラシでトレニアを知り、総務部での1か月のテスト導入を体験して、「会社としての課題に適している」「ベテラン社員にも活用してもらえるのではないか」と感じ、全社員で取り組むことになりました。
― 長年培われてきた社風を大切にしながら、変化の必要性も感じていらっしゃったのですね。
これまで厳しいルールは設けず、比較的おおらかにやってきたのですが、社内の世代が広がっていることや、外部との業務や取引も増えている中で「従来のやり方や感覚で良いのか」という戸惑いも一部で生じていました。私が入社して30年になりますが、社員数の増加に伴い、ルールが定まっていないことによるデメリットも見られるようになり、最近では内部からも「標準化を進めてほしい」といった声が出ていました。また、トレニアを開始した2024年は、社内の体制変更を契機に、変化を意識する雰囲気が社内にあったことも後押しになりました。
― 会社の文化やルールを変えるのは、とても大変なことだと思います。
あえてふわっとさせることでうまくいっている部分があったり、貴重な経験に基づいて仕事が回っているところは大切にしたいと考えていました。厳格なルールを押し付けてしまうと、実際に業務を進める際に不自由でやりづらくなったり、経験者の知見を軽視することにもなりかねません。標準化やコンプライアンスと、長年培ってきた経験値や柔軟性を両立させるためには、トレニアを活用して、第三者という距離感で伝える形がちょうど良かったと思います。
― 全社一斉のスタートでしたが、とてもスムーズに始めていただいた印象です。
「こういうものをやります。登録して始めてください」と一斉にメールを送信したところ、すぐに始めてくれた人がほとんどでした。普段から「年末調整です」「健康診断をやります」など、総務の私から全員に向けて発信をすることは多いので、それらと同じ感覚でレスポンスしてくれたのかと思います。ユーザー登録をすれば翌日からは自動的にクイズのメールが届くので、あとはスムーズに利用を開始できました。タイミングによって登録が遅れた人もいましたが、招待メールを再送したり、再度アナウンスをして、さらに代表からの「トレニアをやるように」という後押しで参加率が1割アップしました。いまは毎日、ベテランも若手もほとんどの人が、入力を継続してくれています。
― 課題の解決にはお役に立てておりますでしょうか。
世代や社歴によって価値観に違いがあった部分、例えば遅刻や職務専念など労務的な話も、会社として細かいことは言わなくても「ここは守ろう」という基準を共有できるようになりました。
社内の様子を見ていると、気になるクイズがあると周りの意見を聞いたり、互いにフィードバックしているのを見かけます。私も毎日クイズに答えていて、短い時間のなかで色々考えます。全社の6~7割の人が毎日同じクイズを読み、「どれが正解だろう」「自分はできているだろうか」と考えることには価値があると思っています。データを見ても、ちょうど社内で起きた問題がクイズに出たときはみんなの重要度(クイズの内容をどれくらい重要だと思うかの数値)が明らかに高かったり、数値がリアルに動くので、そういう面でも手ごたえを感じます。
― トレニアはいま、御社にとってどのような存在でしょうか。
トレニアはまず1問1答形式の気軽さがあります。クイズを読んで答えて、解説を読むまでが数分で終わるので、毎日のルーチンに無理なく組み込めました。また、自分の考えと合わない価値観に触れたときに「逃げ場」があるのもトレニアのよいところだと感じます。自社に合わせてルールを作ることはもちろん大切ですが、いまの弊社にとっては、ガチガチに固めたルールを押し付けるより、「一般的な基準はこれです」というガイドラインを提示するほうが適していました。このアプローチなら、従来の柔軟性や文化を損なうことなく、応用しながら時代に合わせた新しい規律を作っていけます。トレニアはこのガイドライン、「時代背景を踏まえた、厳しめの一般論を伝えるもの」として、他にない最適な選択肢だと思っています。
― 本日はお忙しいところありがとうございました。