受託開発ならびに自社製品開発も手掛けるシステム開発会社。平均年齢は30代前半。トレニアのご利用は1つの部署50名ほどでスタートし、2ヶ月経った現在は部署をまたいで約80名でご利用いただいています。システム事業本部 CBI部 部長の照沼邦義様、システム事業本部 CBI部 プロダクト課 課長の甲斐晋之亮様にお話を伺いました。
― 最初のお問い合わせは、社労士先生のご紹介がきっかけでした。
(甲斐様)
社労士先生のセミナーに参加した際、「おもしろいアプリがある」と教えていただいて。もともと社員教育のツールとしてよいものがないか、ずっと探してはいたんです。「社会人基礎力をゲーム感覚で高める」というチラシを見せていただいて、弊社の課題である「基礎力の底上げ」によさそうだと思いました。
(照沼様)
業務に関する知識は教えられても、基礎的な部分の教育には不安があったんです。上司として「常識だろう」ということでも、意外と知らない人もいます。そこをアプリを通じて伝えられるのがよいと思いました。個人的な意見じゃなくて「一般論なんだよ、世の中の常識なんだよ」という形で伝えられたらお互いに負担がないなと。
― 「会社をよくする」ための取り組みとしては、既に他社サービスもお使いでしたね。
(甲斐様)
組織改善のサービスを利用して、3年ほど経ち、結果が出てきたところです。具体的には、組織としての偏差値が40台だったところから、いまは60近くにあがったんです。しっかり取り組めばよくなるという経験をしていたので、サービスを導入すること自体のハードルは低かったかもしれません。既存のツールは「組織」が軸となっているので、トレニアには1人1人の力を高めるというところを期待して問い合わせました。
― 導入に際してハードルはありませんでしたか?
(甲斐様)
スムーズに始められました。最初は自分たちの部署だけ約50人でスタートしたのですが、ユーザーの登録方法を教えていただいて、あとはメールで従業員にログイン情報を伝えて「社会人基礎力向上のアプリを始めるのでログインしてください。ここに手順書がありますよ」と案内したくらいです。とくにトラブルもなく、するするっとスタートできました。 弊社はシステムの会社なので慣れているというのもありますが、ITが苦手でも、登録、ログインなどは感覚的に操作できるように作られていると思います。
― 社員さんの反応はいかがでしたか?
(甲斐様)
毎日、みんな淡々と入力してくれています。トレニアの利用について、強制はしていないんです。やらない選択肢もある中で続けてくれている。何かしら面白さを感じているのかなと思います。自己学習の機会として、福利厚生的な感覚で利用している人もいると思います。あとは普段の仕事柄、「データを入れてもらう側」ですので、入力することに抵抗がないのかもしれません。
― 1ヶ月のお試し期間が終わり、導入を決めてくださった理由を教えてください。
(照沼様)
一番の理由は、ネガティブな反応が無かったことです。「入れなければよかった」という声も、「なんでやらなきゃいけないの?」という声もあがってきません。むしろ他の部署からも「何してるの」「うちでもやってみたい」と声が掛かって、現在は部署をまたいで80人くらいで使っている状態です。導入から2ヶ月以上経ちますが、長く続けていきたいと思っています。
― ネガティブな反応がない、というのは大変嬉しいです。トレニアは従業員様に、厳しいメッセージも伝えていますが…。
(照沼様)
とくに抵抗はないようです。クイズに対して「この選択肢からじゃ選べない!」とか「前提条件がわからない!」とか、みんな色々言うこともありますが、それも含めてコミュニケーションになっている感じです。ときには「分かるけどつらい…」などつぶやきながら入力している人もいます。トレニアにはそういう気持ちを受け止めるボタンもあるので、小さな不満をそのままにしない、という点でも一役買ってくれているのかなと思っています。
― トレニアの効果は感じられていますか?
(照沼様)
もともとトレニアに期待していた「厳しいことを代わりに言ってくれる」という点では、一定の効果があると感じています。当たり前のことを伝えたときに、不満が上司に向かわないんですよね。同じことを上司が伝えたらと思うと、「不満が出ない」というのは、数字には見えないけれどよい効果だと思います。それもトレニアを続けたい理由のひとつです。
― 管理者としての手間はいかがですか?
(甲斐様)
手間はまったく感じていません。導入当初は管理画面を使い倒して、それはそれで面白かったのですが、いまは月1回程度、全体の傾向やアラートなどを確認できれば充分だと思っています。基本的にはトレニアは「会社が管理する」軸ではなく、セルフマネジメントのツールだと捉えています。自主的にクイズに答えて、みんながそれぞれ成長していく感じです。
― eラーニングや研修と比べるといかがですか?
(甲斐様)
eラーニングは、勉強して、テストを受けて、その場ではよい点数が取れても、それで終わってしまうことが多いと感じていました。研修も同様で、学んだことを継続する難しさを感じていて、何か定着させる仕組みがないかなと思っていたんです。 トレニアは、クイズに答えた後、その日の行動を促す文章があって、振り返りがある。こういうセットになっている仕組みは他になかったので、いいと思います。
― ありがとうございます。成長には、振り返りがあるといいですよね。
(甲斐様)
毎日トレニアで小さなPDCAを回していく感じですね。毎日ちょっとずつなので、そのときは気づかなくても、半年、1年経って振り返ったときに、過去の自分と比較して成長感を味わえると思います。
― 組織改善のサービスとの相乗効果はありますか?
(甲斐様)
「組織を見る軸」と「個人を見る軸」の両方が持てたと思います。まず組織改善のサービスで、3年かけて組織としてのありようの改善はできた。でも個人は見えないので、そこを拾える仕掛けとしてトレニアを組み合わせるとバランスがいいのかなと思っています。トレニアは管理されるものではなく自主的に学んでいくものですが、会社側がアラートとして拾える情報もあります。とくにコンディションのアラートが出たメンバーのうち、1人か2人、元気に見えていた従業員が入っていたりします。そういうとき声掛けができると、「自分のことを気にかけてくれている」というのも伝わるかなと思います。急な退職や休職の申し出、そういったところへの対策にもなるのではと感じています。
― 印象に残っているクイズはありますか?
(照沼様)
まず最初に見た広告で、「なぜ勤務時間に他のことをしてはいけないのでしょう?」答え「契約だから」という問題を見て「いいな」と思いました。契約なんだよって、それを言い続けるのは結構しんどいですからね。言われる側も、上司から言われるよりトレニアから言われたほうがいいだろうと。
私も毎日クイズに答えていますが、「これを伝えたかった!」と嬉しくなることがあります。この2ヶ月のベスト3は、先ほどの「契約だから」というクイズと、「会社のPCでプライベートな調べものはだめだよ」というクイズ、あとは「上司の許可なく他の人を手伝ったらだめだよ」というクイズもよかったです。どれもまさに「社会人基礎」、仕事をする上での原理原則ですよね。直接いうと角がたつことでも、トレニアは文章も柔らかいし、受け入れやすいよう、丁寧に作られていると思います。短い文章なので前提条件が書ききれないときもあると思いますが、「原則はこうです」と知っておいてもらえる。こういうことって直接伝えるのはしんどいですし、わざわざ伝えないことも多いですが、やっぱり本来は知っておいたほうがいいですよね。
― ご期待には応えられていますか?
(照沼様)
はい。もともと期待していた効果は得られていると思いますし、それ以上に付随する効果もあるなと思っていて、色々な情報を受け取れているので非常に助かっています。 社会人基礎を伝えるという点では、例えば先ほどの「会社のPCでプライベートな調べものをしてはいけない」というクイズには、「柔軟に運用されてる場合でも原則は知っておいてください」と書いてありましたね。「昼休みに会社のPCでニュースを見るのは本当はだめなんだよ。でも会社は柔軟に許容しているんだよ」と、わざわざ言わないけれど知っておいて欲しい。そんなところまで含めてトレニアはうまく伝えてくれていると感じています。毎日、「そうそう!」「伝わるといいな!」と思いながら読んでいます(笑)。
(甲斐様)
トレニアに毎日触れることは、劇的な効果はなくても、地道に続けることに価値があると思っています。毎日の入力結果がデータとして残っていくので、1人1人が自分を振り返れるような使い方ができるといいですね。これから面談にも活用したいと思っています。
― 本日はお忙しいところありがとうございました。