東京駅などの土産物店、成田空港内のドラッグストア、飲食店を運営するほか、そのノウハウを活かした店舗運営委託・人材派遣等を展開。接客の現場を中心に、10代からベテランまで幅広くトレニアをご利用いただいています。本部人事の係長 渡邊様、下川様にお話を伺いました。
― トレニアを検討された背景を教えてください。
(渡邊様)
もともとは定期的に研修など行っていたのですが、コロナ禍で店も開けられない状況の中、教育が後回しになってしまった時期もありました。とくに「社会人基礎」に課題を感じていて、今年の3月、4月くらいからトレーニングや外部研修などに取り組み始めたところでした。 ただ、人数が限られている状況で、頻繁にまとまった研修を実施するのは難しいんですね。「何かないか」と思っていたところに、顧問の社労士事務所さんのニュースレターでトレニアを知って、「これなら」ということで問い合わせました。 1日1分で出来るということでハードルは低く、少しでも学ぶことに対する意識付けができたらと期待しました。
― 導入時のご負担はいかがでしたか?
(下川様)
まずお試しで、本部の数人で1か月使ってみて、会社としてやっていきたいことに合っていたので「導入しよう」とすんなり決まりました。 本導入の際は、人事から、社内メールで一斉に「会社としてこういうものをやります。やりかたはこうです。しっかり取り組んでください」と伝えてスタートしました。 先に私たちが1か月使ってみて、シンプルで簡単だとわかっていたので心配はありませんでした。最初の設定ができて、一回試しにクイズに答えてもらえば、「こんなに簡単なんだ」と感じてもらえるだろうと。現場で何かやってもらうときは、つねに「負荷」を考えるのですが、これだけ簡単なら問題ないと考えました。
― 従業員様への説明など、工夫や配慮されたことはありますか?
(下川様)
トレニアをやってもらうタイミングについて、「出社したら、打刻後すぐにトレニアをやってください」と決めました。現場の人が多いので、「いつでもいいですよ」と言ってしまうと続けるのが難しいと思ったんです。この「若干のルール化」は必要だったと思っています。1日1分、やること自体は簡単なので、あとは時間をどう作るかです。その時間はルールで作り出そうと、そこは考えました。
― 実際に始めていただいて、いかがですか?
(渡邊様)
忙しい店舗が多いので大変かと考えていましたが、みんなちゃんとやってくれています。私は現場が長いのでよくわかるのですが、店舗ではお客様が第一優先になるので、新しい取り組みは難しい側面もあるなかで、それでも朝は打刻とセットで入力してくれています。帰りはちょっと、疲れて忘れちゃったのかなという日もありますけど(笑)、朝だけでも貴重です。大がかりな研修で学べることも重要ですが、こういう毎日の積み重ねが一番大事だなと。
(下川様)
運用面では、各店舗に1台ずつPCがあるので、アカウントを切り替えて使ってもらっています。入力の時間も短いので、特に問題なくできていますが、らんたなさんにお話したところ、アカウントの切り替えが簡単にできる「マルチログイン機能」の実装を進めているとのことで、より楽になるのは有難いですね。
― 様々な店舗を展開されていますが、クイズの内容は合っていますか?
(渡邊様)
トレニアについて、役員への説明で「事実と解釈を分けてください」という趣旨のクイズを紹介したところ、「それはいい!」と盛り上がりました。そういうことを学んでいってもらえたら、上司としては有難いんですよね。 また、ずっと小売の接客業だったり、経歴によっては社会人基礎を学ぶ機会があまりないケースもあります。人によっては機会がないまま長年社会人として過ごしてしまうこともあって、そこから責任ある立場になった時が難しいんです。実際に、伝えたいことを上手く言語化できない、部下に教えるのが苦手だと悩んでいる上司もいます。そういう上司にとっても、トレニアは助けになると思います。 新入社員からベテランまで、みんなで同じものをやるのがいいですね。最初は若手だけで考えていたのですが、試験導入を終えたタイミングで、役員から「全員でやったら」と話が出たんです。全社で導入して良かったと思います。ベテランの人ほど熱心にやっています。
(下川様)
その日のクイズが話題になったり、新人の子が「今日のクイズは機会があった」と教えてくれたり、色々な反応があります。弊社は中途採用が多く、経歴もさまざまなので、みんなで学べるというのがすごくいいなと思っています。私も毎日やっていて、「そういうものなんだ」と学ぶことはたくさんあります。もちろん、若い人たちには非常にためになると思います。傾向として、納得しないと動けなかったり、強く言ったら心が折れてしまったりする人もいるので、上司は上司で気を使いながら教えているんですね。そういう中で、トレニアという第三者からこういうものなんだよって言ってもらえると、すんなり受け取れますし、上司の負担も減ると思います。
(渡邊様)
普遍的なことが満遍なく出てくるのも良いですね。クイズの内容は、職場によってはなかなか実践の機会がない人もいますが、いま機会がなくても、クイズに答えることで知識は増えます。私たちがトレニアを通じてやりたいのは、社会人基礎力というものを、知らない人は知りましょう、今まで経験あった人は再確認しましょう、という発信です。社会で仕事をする上で、知らないより知っていた方がいいことを、段階として「知っている」から「活用できた」にとつなげていければと。私も毎日クイズをやっていて、間違えると「え?」「なんで?」となるんですが(笑)、解説を読むと「そうか」と思える。トレニアは社会人経験が長い人にもいいですね。
―会社全体で、敬語やマナーのクイズは正答率が高いですね。
(下川様)
接遇を大切にする社風なので、そこは高くなるのかもしれません。現場でも先輩から言葉の使い方など結構厳しく言われていると思います。ただ、それでも普段の接客だけで自然にすべて身につくかというと難しいんですね。お客様の中には言葉に敏感な方もいらっしゃるので、敬語として正しいだけでなく、その場に合った言葉選びもできないといけない。時々そういうクイズも出ますよね。私たちとしては、そう感じられてしまうような危険なワードがあるんだと気づける、というのが重要だと思います。失敗しないとなかなか気づけないことですが、お客様から言われてしまったら遅いので。トレニアで学べる言葉のニュアンス、使い方などは、若い人はもちろんベテランの人にも学びになっていると思います。
(渡邊様)
接客業でよく使われる「〇〇になります」というような誤った敬語は、社内で厳しく教えています。中にはカジュアルな接客スタイルの店舗もありますが、基本を身につけた上で、環境に応じてふるまいを変えられるのが理想です。アルバイトでなんとなく身につけた敬語をそのまま使い続けてしまうケースもあると思うので、敬語、丁寧語はしっかり教えています。それでもやっぱり伝えきれないこともあるんですね。頻繁に研修をやるのも難しいですし。トレニアでは、そこを毎日1分、負担にならずに継続して学んでいける。人事としては、色々な取り組みをするときに「どうしたら負担にならずに継続してやってもらえるか」を考えるのですが、その辺がトレニアは絶妙なのかなと。毎日続けて、知識がちょっとずつ増えていくことが大事だと思います。コップにちょっとずつ水が溜まっていって、人によって速度は違っても、100問やったらいっぱいになる、そんなイメージで長い目で考えています。
― 本部、人事としてはどのように活用されていますか?
(下川様)
クイズについて、正答率は求めていなくて、ちゃんとやってくれているかな、ということだけ見ています。続けていること自体に価値があると思っています。入力する、続ける、知る、そこさえやってくれたらと。トレニアを通じて何かを続けるっていうことが身につくのもいいですね。入力状況を確認するときは、グループ別に表示できる機能が重宝しています。拠点によって傾向が違うので、それを見て状況を聞いたりしています。 基本的には上司の目配りが一番なので現場にお任せしているのですが、人事としては、現場でフォローしきれないところを見守って、支えていきたいと思っています。
― 本日はお忙しいところありがとうございました。