
東京駅などの土産物店、成田空港内のドラッグストア、飲食店を運営するほか、そのノウハウを活かした店舗運営委託・人材派遣等を展開。接客の現場を中心に、10代からベテランまで幅広くトレニアをご利用いただいています。トレニア導入から3年目の2025年10月、本部人事の下川様に改めてお話を伺いました。
― 2回目のインタビューにご対応頂きましてありがとうございます。導入当初は、一定の基準を満たしたらトレニアを卒業するという「卒業制度」を採用されていました。
はい。早い人は数か月から半年ほどで卒業して、その後は、卒業制度の対象ではない若手社員と、残った一部の社員でトレニアに取り組む状況が続きました。私はその中で毎日ずっと入力を続けていて、しだいに「これを一部の人しかやっていないのは勿体ないな」「クイズに正解するだけでなく、行動の定着には継続が大切なのではないか」と感じるようになりました。トレニアでは、組織で働く上での「厳しめだけれど知っておいたほうがよいこと」や、わかっていてもできないこと、大事だけれど人に説明するのが難しいことを、毎日ほんの1~2分で確認できます。こうした内容は年齢や職歴に関わらず大切で、上の立場であれば部下とのコミュニケーションや指導にも役立ちます。役員や上司との話し合いで「改めて全員でやったほうがよいだろう」という流れになったところに、各エリアの長からの賛成の声も後押しになり、2025年から改めて「全社員でやりましょう」と再スタートを切りました。
― 「卒業」した方に再度、参加してもらうのは難しいのではないかと心配されていましたが、始めてみると、みなさま熱心に取り組んでくださっていますね。
再開にあたって、上司の立場の人たちには「指導の参考にしたり、部下とのコミュニケーションツールのひとつとして使ってください」というメッセージを改めて伝えました。
実際に始めてみると、職位が上になるほど熱心な人が多く、上の人が熱心であれば、その下の人達も前向きに取り組んでくれるという、いい流れができています。
弊社の社風として、家族のようなフラットに会話できる関係性を築けている一方で、組織としての秩序を保つ関わりも欠かせません。上司にはその両面をバランスよく発揮する難しさがあるようです。トレニアを通じて、「個人的としての感覚」と「組織の一員としての備えておくとよい行動」の違いなどを社内で共有できることは大きなメリットだと感じます。
― 3年間続けてくださって、トレニアの「効果」は感じられていますか?
はい。とくに新卒からトレニアを続けているメンバーには成長の早さを感じます。新卒だった社員と久しぶりに会って話したときなど、頼もしさを感じることがあります。「クイズは間違えても継続することが大事な学びだよ」と伝えてきたのですが、まさにその「続けてきた」事実が本人の自信になっているのだと思います。実際、トレニアにしっかり取り組んでいる若手社員は周りからの評価も高い傾向にあります。
また、個人的に期待しているのは読解力の向上です。文章の読解が苦手な人が増えていると言われますが、「読めない」というのは単に文字を追えないということではなく、意図を汲み取れなかったり、行間を想像できなかったり、じっくり考える力の不足につながります。トレニアの文章は難しすぎず、わかりやすく書かれているので理解しやすく、実際に1人1人のデータを見ていると、しっかり読んで理解してくれていることが伝わってきます。毎日トレニアと向き合うことは、読解や思考の訓練になっていると感じます。
― 今後はどのように活用されていくご予定ですか?
全員で取り組み続けたいと考えています。もともとトレニアを始めた背景には、会社として「社会人基礎力」を底上げしたいという想いがありました。もし教わる機会がないまま、長年社会人として過ごしてしまえば、教える立場になったときに壁にぶつかります。
また、弊社は若手の女性社員が多いのですが、この先、ライフサイクルの変化があれば、キャリアを中断して復職したり、転職をするケースも考えられます。そうしたとき、どこかで社会人としてのトレーニングを受けていないと、後々身に着けるのは本当に大変です。そうならないように、この先の人生で、弊社で働いた経験が少しでも役に立って欲しいという想いがあります。研修にかけられる時間や労力は限られる中、トレニアはなくてはならない存在だと感じています。
― 本日はお忙しいところありがとうございました。