導入事例
マルマンコンピュータサービス株式会社様

マルマンコンピュータサービス株式会社
IT | 青森県 | 全社導入 70名

厳しく指導はできない、しかしタフさはむしろ必要とされる現代において、トレニアは時代に合った、メンタルタフネスを養う貴重な手段だと思っています。

1978年に地元建設会社の電算室として創業。平成以降は、主に医療機関向け業務ソフトの企画・開発・サポートを手掛けるソフトウェア会社です。20代の若手の方も増えている中、2024年10月から、全社70名でご利用いただいています。総務課マネージャーの三浦様にお話を伺いました。

― トレニア導入時、課題として第一に「メンタルタフネス」を挙げていらっしゃいました。その背景から教えてください。

私は2019年に弊社に転職してきて、最初に感じたのは「なんていい会社なんだろう」ということでした(笑)。会社は従業員に対して寛容で、従業員は温厚な方が多く、ハラスメントに対する意識もあり、「しない・させない」ための取り組みに力を入れています。私は前職で、大きな組織の中で常に緊張感のある環境にいたこともあり、弊社の穏やかな社風は、一朝一夕には得難いものだと感じています。ただ1点、この会社で過ごすうちに気になるようになったのは、これほど良い職場環境であっても、あるいはそうだからこそ、少なからずメンタル不調者が出てしまうということでした。原因としては、職業柄、課題を内側に抱えてしまいやすいことや、心理的プレッシャーなどが考えられます。これは職業自体がもっている特性という側面がありますので、「良い職場にする」というだけで乗り越えるのは難しく、そこに対して会社が出来ることとして、一人ひとりが社会の厳しさに対する「乗り越え方」や「向き合い方」を習得できるような施策、メンタルタフネスを養う取り組みも必要なのではと考えるようになりました。ですが、メンタル系の研修を探しても「ハラスメントの類型や禁止行動」が主で、メンタルタフネスを養成する・厳しさと向き合うという視点のものはほとんど見かけませんでした。そんな中、顧問社労士のメルマガでトレニアが紹介されているのを読んで、他にないアプローチだと感じ、これこそメンタルタフネス向上につながるのではと期待しました。


― 実際に導入いただいて、トレニアは「メンタルタフネスを養う」という目的と合っていたのでしょうか。

とても合っていると感じます。第一に、会社からは直接言いづらいこと、例えば「就業規則を守らず会社に損害を与えれば損害賠償につながる可能性がある」「従業員には合理的に求められる水準の労務を提供する義務がある」といった内容も、アプリを通じてカジュアルな形で伝えられます。こうした内容は、労働契約のもとで働く社会人にとって当然の考え方ではありますが、学生から社会人になるなかで学ぶ機会が少ないうえに、会社から直接、当事者に伝えると、思いのほか厳しいメッセージになってしまうことがあります。トレニアを通じて客観的な知識として触れることで、冷静に理解しやすく、少しずつ意識が醸成されていくと感じています。メンタルタフネスは一度の研修で身につくものではなく、日々積み重ねることで育っていくものです。トレニアは、その積み重ねを毎日自然に続けられる仕組みになっていて、まず「続けること自体」がメンタルタフネスの向上につながると感じています。厳しい現実と向き合う考え方に触れ、積み上げていく。これはメンタルの鍛え方として非常によいと感じています。


― 導入から丸2年が経ち、ほぼ全員の方が、毎日ご入力を続けてくださっています。

総務の運用としては、コンディションと入力の有無を確認し、入力が少なければフォローするなどして、回答率を維持できるようにしています。回答は各自で取り組んでいますが、クイズを解いて、読んで、自分にとっての重要度を考えて、というようにツールの仕組みに沿って自然に活用できているようです。私も毎日回答していますが、クイズの内容が多種多様で、2年続けても「前にも見たな」という感覚になりそうでならない。だから皆もマンネリ化せず続けられるのだと思います。労働契約など厳しめの内容はもちろん、身だしなみなどのちょっとしたことも、いざ伝えようとすると気を使うものなので、トレニアで言ってもらえるのは助かっています。

その他には、コンディションのアラートがあれば上長から声を掛けてもらうようにしています。このように取り組むことで組織が活性化し、強い組織になっていくきっかけになると考えています。体調を見ていられる安心感もあり、そういった面でもメンタルタフネスという課題に沿った形で、「鍛える側」と「支える側」の両面から運用できていると思います。また、社内で関心が高かったクイズなどをまとめたレポートは、個人が特定されないようプライバシーに配慮したうえで、全社に共有しています。逆に、それ以外のことはとくに何もせず、自然と回答率を維持できています。毎日コツコツと取り組めるのは、私たち「津軽人」の気質もあるかもしれません(笑)。


― 先ほど、言いづらいことがトレニアで伝えられるというお話がありました。会社から伝える機会は、なかなか無いものでしょうか。

新入社員研修などの限られたタイミングを除くと、社内教育として社員に接する機会は意外と少ないものです。また、日常の中の細かいことについて、一対一で「認識が違っています」「改善してください」等と直接指摘するのも難しいのが現実です。トレニアの問題にもありましたが、始業定刻8時30分ギリギリに玄関に入ってきて、そこからパソコンを立ち上げて打刻する。それが常態化している人がいたときに、周りは気になっていても、わざわざ注意するほどではないし、お互いに嫌な思いはしたくないと考えそのままになっている、というようなことがあります。もともと弊社は遅刻に特別厳格なわけではなく、むしろ交通状況などの事情があれば柔軟に対応してくれたりもしますし、従業員もそこに甘えることなく、基本的には規律が保たれています。ただ、上記のような外れた行動が散見されたときには「ちゃんとしてください」と伝えることも大切で、すべてをハラスメントと捉えてしまうと、適切な指導やフィードバックがしづらくなり、結果的に組織としての成長が妨げられてしまいます。トレニアがあると、そういう認識のズレがあったとき、早いうちに感覚を是正していけると思います。


― 世の中はますます「厳しくしない方向」に進んでいるようにも見えます。

そうですね。今は「嫌なら学校に行かなくていい」とまで言われる時代ですが、社会人・仕事はそうはいかないものです。会社や上司の方針がどうであれ(厳しくするのをやめたとしても)、市場の競争や社会の厳しさ自体がなくなるわけではありません。むしろ、情報が瞬時に比較できる時代になったことで、顧客が企業に求める水準は、品質・納期・費用のいずれの面でも厳しくなってきています。会社は人の集まりですから、その市場や社会からの厳しさ・ドライさは、一人ひとりが受け止めなければいけません。極端な表現ですが「私は厳しいのは嫌だから、他の誰かが自分の代わりに辛い思いをしてください」と言うのは通用しません。昔であれば、社会人として世の中に出る前に、家庭なり学校なり、どこかで厳しいフィードバックを受ける機会がありました。もちろん昭和のような根性論がよいということではありませんが、現在は社会全体が優しく(他者に無関心に)なり、自分からあえて選ばなければ、厳しい環境に身を置く機会は少なくなっています。そのような中でメンタルタフネスをどう醸成していくのか考えたとき、厳しさと向き合う機会を意図的に作っていく必要があるのを感じます。厳しく指導はできない、しかしタフさはむしろ必要とされる現代において、トレニアは時代に合った、メンタルタフネスを養う貴重な手段だと思っています。

― 本日はお忙しいところありがとうございました。

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