導入事例
一般社団法人アンファンソレイユ様

保育 | 宮城県 | 全社導入 ~10名

人との関わりの中で、自ら気づき、自分で自分を育てていく、強くしていく。トレニアは、その視点を与えてくれる存在です。

宮城県仙台市で「保育園ソレイユ」を運営するアンファンソレイユ様。外国籍の園児さんも多く、異なる文化・価値観に触れることの多い環境の中で、「日常的に学び変化していくことが大切」とトレニアを続けてくださっています。2023年12月の導入から丸2年、園長の西條由美様に改めてお話を伺いました。(1年目のインタビューはこちら)

― 導入当初は「保育の現場の忙しさの中で続けられるか」と心配されていましたが、ご利用が定着し、休日まで自主的に取り組んでくださっている方もいらっしゃいます。

私たちの職場は朝からずっと園児さんと一緒で「すき間時間」はないのですが、それでも時間を作って続けてくれています。「仕事としてやるべきことだ」と、仕事への熱量を持って取り組んでくれているのだと思います。会社からこうした機会を提供したときに、それを生かし、吸収しようという意欲のある方がいることを頼もしく感じています。


― 皆様にとって、トレニアはどのような存在になってると感じられますか?

私たちは日々あらゆる場面で試されていて、お客様に対しても、身内同士でも、ふとしたときにどのような言葉や態度を選択するかで世界が変わります。例えば、あるとき一瞬だけ嫌そうな表情を浮かべてしまったことで、相手から何年も「あの人は苦手」と言われてしまう、といったことがあるものです。瞬間、瞬間でポジティブな考え方ができるか、ふさわしい言葉を選べるかが問われるのですが、これは一朝一夕で身につくものではありません。私たちの思考や使う言葉は「普段触れているもの」の影響を受けて構築されていきます。そこに対してトレニアの1日1問は、大切なことが短い文章にぎゅっと詰められていて、毎日これに触れ続けることは大きな価値があると感じています。トレニアを継続できている人は、この価値を感じて続けてくれているのだと思います。


― 西條様もご入力くださっています。クイズの内容はいかがですか。

毎日の1問を楽しみにしています。私は音大出身で、ずっと音楽の道を歩んできて一般企業に勤めた経験がないため、「一般的な会社の感覚」を知れることにも楽しさを感じます。また、トレニアで文章化してもらうことで、いままで体験してきたこと、自分がしたこと・人から言われたことについて「そういうことだったんだ」と腑に落ちて、改めて頭に残ることもあります。トレニアの文章は言葉づかいも押し付ける感じではなく温かみがあるので、「私もこういう言葉を使わないといけないな」という勉強にもなっています。

経営者としてもトレニアは大きな支えになっています。とくに就業上のルールについては、今まで「強く言ってよいものか」と迷ったり、反対されると自信がなくなってしまうこともあったのですが、トレニアがあれば「これが世間一般の基準です」と自信を持って伝えることができます。他社様の現場で何が起きているのか、様々なケースを通じて理解できるので、みなさんにも伝わりやすいと思います。


― 研修にもご活用くださったと伺いました。

人によって休みだったり忘れてしまったりして、トレニアに回答できない日もあります。皆で学びを共有できればと思い、園内研修でいくつかの問題を取り上げました。回答した人たちの関心が高かったクイズをスライドにまとめて皆で読み合わせをしたのですが、トレニアの問題は、その内容をいかに自分たちの現場に置き換えて解釈できるかが問われますので、保育園の現場に置き換えたりしながら私から解説を行いました。研修後には、職員から「もっと定期的にやりたいですね」という声もあがりました。今後は職員一人ひとりの意見も聞けるような形で進めていくなど、より工夫しながら続けていきたいと考えています。


― 今後の展望についてお聞かせください。

日本では年々「叱らない子育て」が主流になっています。もちろん、ただ厳しくすればよいということではないのですが、叱らない子育ての先には、一人ひとりが自ら努力しなければ社会についていくことが難しくなるという「別の厳しさ」があるように感じます。家でも学校でも自己肯定感を高く持てるようにと優しく大切に育てられる。一方で、自分から見える世界がすべてではないことも、社会のドライな厳しさも知らないまま、危ない思いや怖い経験も少ないまま、「立派な大人」として社会に出ることになります。そして、いざ社会に出たとき初めて厳しさに直面し、身を守ることも、自分を立て直すこともできなくて一気につぶれてしまう。どうやって自分を強くすれば良いのかわからないまま、仕事も続けられなくなってしまう人を幾度となく見てきました。

今後、社会の多様化がさらに進み、私たちはこれまで以上に、育った環境や文化、価値観の異なる人たちと共に仕事し、暮らしていくことになります。その中で、自分の受けてきた教育や常識に固執するのではなく、相手との違いを理解した上で、自分のあるべき方向を見定めていく力が求められます。そのためには優しい言葉や都合のよい答えだけを求めるのではなく、厳しい現実を教えてくれる存在が必要です。そして、その大切さに自ら気づくことが成長につながるのだと思います。私自身、この変化の速い時代に取り残されないようにと焦ることがあります。聖書に「新しいぶどう酒は新しい革袋に入れなければならない」という言葉があります。人は急には変われないからこそ、日々の積み重ねの中で自分自身を更新し続け、できていないことは謙虚に改めながら、社会に貢献できる存在であり続けたいと思っています。人との関わりの中で、自ら気づき、自分で自分を育てていく、強くしていく。その視点を与えてくれるものとして、トレニアは今の私たちになくてはならない存在だと考えています。

― 本日はお忙しいところありがとうございました。

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